空乱
日本拳法は、自由組手の形式をいち早く確立した点や、防具を使用した直接打撃である点に特徴が有る。
ただし、組手とは言わず防具練習(拳法会での呼称。協会、連盟では実乱撃と呼称。実撃を行う。)、空乱(空撃・寸止めで行う)、想乱(いわゆるシャドーボクシング)という言葉を用いている。
日本拳法協会、篠原師範の華麗な空乱。
【篠原師範の指導方法】(抜粋)
初心者に教える最初の練習は足さばきから始めるのが望ましい。
バランスのよい正しい足さばきを先に身につけることによって、突き、打ち、蹴りの基本が正しく身につきやすい。
拳法は、足さばきの上に突き、打ち、蹴りの組み立てができている。
いくら強い撃力をもっていても相手をとらえる速い足さばきがなくては無力に等しい。
基本とはバランスの良さである。バランスの良さとは、早さ(スピード)と力強さである。
【空乱】
・篠原 保彦 六段(35歳)(元明治大学拳法部主将)
・浦口 高典 三段(25歳)(元早稲田大学拳法部)
浦口こうてん奮闘記
(現和歌山県議会議員・ニッケンスクール高典塾塾長)
■大会:全日本拳法選手権大会
■主催:日本拳法協会
■日時:1980(昭和55)年11月23日
■場所:後楽園スタジアム
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