日本拳法の“絶対王者”目指す小学4年生「誰にも負けたくない」 全国大会で2度の優勝経験も
- 2024/06/16 17:39
- カテゴリー:TV取材
小学3年生で日本一、さらに4年生になっても全国大会で優勝。愛媛の少年格闘家が日本拳法で日々鍛錬を積み重ね、強さに磨きをかけている。その道の先にあるのは、誰にも負けない強さを身に着けた「絶対王者」だ。
【画像】「突き技」を熱心に稽古する永井藍翔選手
中学生相手でも果敢に挑む少年格闘家
防具をつけて行う実戦的な武道・日本拳法に打ち込んでいるのは、愛媛・今治市の日高小学校の4年生・永井藍翔選手だ。
初めてのテレビカメラを前に少々緊張気味だが、ひとたびミットを前にすると、ぶれのない力強い突きや蹴りを放ち迫力のある音が響く。
永井選手は「きれいに一本とれた時が楽しいです」と話す。
永井選手は幼稚園の頃に、姉の優空さん(中学一年生)と一緒に日本拳法を始め、「今治拳友会」で週に3回、稽古に励んでいる。稽古の相手は、小学校高学年の児童や中学生だ。体格も年齢も上の選手を相手に積極的に挑んでいく。
永井選手は「(練習相手はみんな)強いので、館長たちにいろいろな指導をしてもらって、うまくなって勝てるように頑張っています」と話した。
今治拳友会・村上泰史館長は永井選手について「負けん気が強いというか、下がらずにどんどん前へ行く。気持ちで負けないというのが大きいと思います」とコメントする。
目指すのは「絶対王者」
永井選手の前へ攻めていく姿勢は強さへとつながる。小学3年生だった2023年、国内最高峰とされる総合選手権大会で初めて全国の頂点に立った。
さらに、2024年4月に行われた全国少年大会でも大きな応援を力に変えて見事に優勝を果たし、「うれしくて泣きそうなぐらいでした」と喜びを語った。
永井選手が得意にしているのは「蹴り技」だ。今は蹴り技にさらに磨きをかける一方、面や胴への「突き技」を極めたいと熱心に稽古に励んでいる。
日本一になってもさらに上へ。
その原動力は「誰にも負けたくない」という純粋な思いである。目指すのは「絶対王者」だ。
永井選手は「負けない王者のように強くなりたい。日本拳法で黒帯になって強くなったり、(将来は)警察官になったりしたいです」と意気込みを語った。
強くなるために近道を求めず稽古に励む。2024年秋には再び総合選手権大会が開かれ、連覇を狙っている。永井選手は、誰にも負けない絶対的な強さを目指し努力を続ける。
(テレビ愛媛)
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