大会開催に向けた感染拡大予防ガイドライン
- 2020/10/16 18:59
- カテゴリー:お知らせ
一般社団法人 日本拳法競技連盟 より、大会開催に向けた感染拡大予防ガイドラインについて以下の通り通達がありました。
(以下転載)
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2020/10/20
大会開催に向けた感染拡大予防ガイドライン
はじめに
周知の事ではありますが、新型コロナウイルスの感染経路は主に飛沫感染と接触感染によるとされています。
・【飛沫感染】感染者のくしゃみ、咳、つば、などの飛沫と一緒にウイルスが放出され、別の人がそのウイルスを口や鼻から吸い込み感染する。
また、顔などに飛沫が直接かかれば目の粘膜からも感染する。
・【接触感染】感染者がくしゃみや咳を手で押さえ、その手で周りの物に触れてウイルスが付く。大声で話などしてテーブル等に飛沫が付く。別の人がそれらの物に触ってウイルスが手に付着し、その手で口・鼻・目などを触り粘膜から体に入り感染する。傷などの無い皮膚からは感染しない。
・【空気感染】感染者が飛ばした飛沫から水分が蒸発しウイルスだけが残った飛沫核は軽い為に浮遊しやすく、それを吸い込んで感染する事を言う。
(当初、空気感染はしないと言われていた。しかし飛沫感染や接触感染に比べてリスクは低いが日本拳法は室内競技の為に注意必要。)
上記の感染リスクを避ける為、密接・密集・密閉3密の解消が言われています。
マスク着用・手洗い消毒・フィジカルディスタンス・換気送風等を徹底する事により回避できると考えられます。
感染は誰でもしますがその後の経過は高齢者や基礎疾患が有る方など免疫機能が低下している人の重症化するリスクが高い事がわかってきています。
また、4月の感染拡大の時と異なり7月以降は検査能力の拡充により若年層を中心とした感染拡大が生じている事や軽症者や無症状病原体保有者が多く報告されています。
家族構成や考え方も一人一人違いますので、イベントへの参加は個人の意思を尊重し、参加を強要することの無いように団体代表者は特に留意して下さい。
主催者は参加者の中に無症状の感染者が会場内にいる前提で感染予防に全力で取り組んで下さい。
感染拡大防止の要は感染者の唾液(飛沫)を自分の粘膜に付けなければウイルスは感染しないので、それを避けることが全ての予防対策の基本です。
大会開催に向けて
各都道府県連盟や各職域連盟の主催者は開催される場所の都道府県及び会場施設の方針に従う事を前提として、感染予防策ガイドラインを策定する事。
周知された予防策として、参加募集時の対応・当日の参加受付時の対応・参加者への対応・主催者が準備すべき事項・参加者遵守すべき事項等を添付の日本スポーツ協会から発信されている、①スポーツイベントの再開に向けた感染拡大予防ガイドライン、②概要ver3、③チェックリストのファイル3点をよく読み理解されて、主催者の責任の下でイベントを実施するようにお願いします。
大会運営の留意点
・密集した場所や時間を作らないようにスケジュールを組む事。
・コロナ禍での試合の特別ルールや会場内での行動・順序を事前に参加者に周知し、当日混乱なくスムーズに移動、運営出来るようにする事。
・1人が連続して試合を行う場合、回復に十分な間隔をあける事。
・会場内では常に全員がマスクを着用し、人にうつさない気遣いを持つ事。
・普段から新しい生活様式を基本とし感染を防ぐようにする事。
・練習不足の為、選手のけが防止に留意する事。
試合に於ける留意点
* 家庭用マスク:一般的に市販されている不織布で作られたマスクを言う。
(素材はポリプロビレンやポリエチレン)酸欠になる危険が有る。
* 面シールド:面内部に直接付けるプラスチック製の物を言う。
* 面マスク:面の中で着装する息がしやすいマスクを言う。
(ポリウレタンなどで作られたニット製やスポーツ用の物が有る)
マスクは立体型の直接口とかに触れないタイプが呼吸しやすい。
・面シールドだけでは飛沫飛散防止効果は70%程度しかない。
・面マスクだけでの飛沫飛散防止効果は約90%。
・面シールドと面マスクを併用すると95%の飛沫飛散防止効果が有る、
その為に面シールドと面マスクの併用を推奨する。
【上記数値は全日本剣道連盟様のホームページで公表されている全日本武道具協同組合と全日本剣道連盟が共同で新日本空調(株)で剣道の面を使用して行われた実験結果を参照にさせて戴いています。日本拳法の面の場合も大差ないと考えます。】
・少年の練習や試合は面への打撃を禁止しているために近い距離で対面した状態で気合を出しながら撃ち合う事が有るので、大人の試合よりも注意が必要。
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