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公認防具

6月19日(日)、天気は雨。
第42回全日本拳法社会人個人選手権大会

開会式終了後、試合開始。
コートは四コートで行われました。

【段外の部】
一コートで試合途中で、コート審判団の指摘で一時試合中断。
選手の認定外防具使用の疑惑あり。
今治拳友会の出場選手の使用防具は、徳大式防具面とグローブ。
疑惑の対象になったのは、徳大式防具面。
暫く競技中断、審判団の協議の結果、試合続行。

公認する競技会には、防具は、日本拳法全国連盟公認のものを使用しなければいけません。
防具規格の1.目的には 安全性・公平性の向上及び認定外防具使用の廃絶を目的とすると定めています。

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一般的な従来の拳法面。
主な製造メーカは、明倫産業、早川繊維工業 (九櫻)、東京堂。

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自衛隊徒手格闘術で採用している徒手格闘面。

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徳大式防具面パットの迷彩色仕様。
徒手格闘術訓練らしさを強調したデザイン

公認防具の要件は、
関西面、面金(男子8mm・女子7mm)、耳環皮カバー付き、面の固定は紐。

面パットに相違はありますが、どれも面金は共通で公認防具の要件を満たしています。

徳大式防具面パットは、
低反発クッション材を効率よく組み合わせた免震構造(PAT.P)により衝撃緩和効果が高い。
マジックテープで取り外しが簡単にできるので、手持ちの面金を活用できるし、洗濯も出来ます。

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防具装着して面・胴を実撃する武道的スポーツが日本拳法。
面の装着は、衝撃を顔全体で受け止めるようにするのがポイント。
面を装着して顔面にはいいけど 衝撃が後頭部に行くので、日頃の稽古で首の筋力アップでしっかりした土台を築くのも大事です。

「趣味はダイエット!特技はリバウンド!」をモットーとするM先輩の「殴られると頭が揺れて気持ちいい。」は特別な存在です(笑)

今治拳友会で、徳大式防具面の効果を検証した結果、
従来型の面と比較して、頭に打撃を受けたときのダメージが少ない。
防具練習を終え、面を外した後に頭に衝撃が残らない。
男子より体力の劣る女子にその効果は顕著でした。
よって、今治拳友会は、徳大式防具面を推奨しています。

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選手の使用防具についてコート審判団の指摘を受けて
試合終了後、審判団で徳大式防具面を検証しました。

審判団で協議の結果、公認防具の要件を満たしており特に問題は無し。

徳島大学渭水拳友会(徳島大学日本拳法部OB会)山下会長が推奨する
面金(男子7mm・女子6mm)やマジックバンド方式では固定する徳大式防具面は、公認する競技会では認められていませんが、面の固定を紐で固定する徳大式防具面は、公認する競技会でも使用できます。

徳大式防具面とグローブについては自衛隊徒手格闘術で全国的に普及しています。
とは言っても、徳大式防具使用者は日本拳法界の中からみれば少数派です。

その理由は、

山下会長の推奨する7mmの面金、又はマジックバンド固定式の防具面が公認の要件を満たしてないため、
徳大式防具=認定外防具と決めつけている指導者がいること。

徳大式防具の製造・販売は、山下会長の副業で行われており、ハンドメイドで製作されており、大量生産に適していないし、大手メーカに比べ販売力が弱いこと。等が挙げられます。

社会人は仕事が一番、社会人として、仕事に支障の出るような怪我はさせない、取り返しのつかないような事故を起こさない。
最大限の安全面の配慮をするのが、社会人道場の指導者の責任と義務だと思います。

日本拳法の普及、発展と安全に生涯続けられて楽しめる武道になるように切に願います。

日本拳法 今治拳友会